Pythonという言語と資格に関して

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プログラミングには色々な種類(言語)があって、それをプログラミング言語というのですが、ここ数年でPython(パイソン)という言語が日本で流行っています。

アメリカなどでは10年ぐらい前から盛んに使われていたのですが、日本ではあまり使われていませんでした。
日本人が開発したRuby(ルビィ)という、Pythonと役割が似ている言語があり、日本ではそのRubyが普及していたからPythonを使う機会があまりなかった、という理由が大きいように思います。
(あと、なぜか昔は「Pythonってなんか野暮ったくてダサい」ってイメージがありました。私だけじゃなく、結構当時の人達の共通認識だったと思います)

では、なぜPythonが日本でも普及してきたかというと、一つはAI関係のライブラリ(便利ツール)や情報が多い、というのが大きい気がします。
また、Pythonは初心者にも学びやすい言語なので、日本でもプログラミングを学ぶ人が急速に増えてきたということもあると思います。
今後もPythonおよびAIの普及の可能性を考えると、Pythonはどんどん学んでほしい言語だと思っています。
実際、人材業界でもPythonエンジニアを求める企業が増えていると聞きます。

キノコードでもPythonを学べるカリキュラムはありますが、あまりロボットやゲーム開発などには向いていない部分もあり、積極的に学んでもらっていませんでした。
要は子ども達に教えるには、目的化しずらいのです。

そのため「資格取得」を一つの目標としてみようかと思いまして、調べてみたところ「Python3 エンジニア認定基礎試験」というのがあり、それが最近ITSS(経産省が策定しているITスキルを明確化するための指標)に登録されたらしいのです。

まぁその有用性がある程度担保されている資格とも言えるので、これは子ども達に教えるのもアリかと思い、まずは実際に自分で取得することにしました。

公開されている模擬試験を一通りやってみた感じでは、ある程度経験のあるキノコードの生徒なら、10時間未満の勉強時間で合格できるだろうな、という感じです。
(ただ、漢字などの問題もありますので中学生以上対象になると思います)
大体、こういう資格試験は暗記問題ばかりで、ぶっちゃけスキルは身につかないようなものが多いのですが、思ったよりロジックを解くような問題も多かったです。
逆にいうと、プログラミング経験者ならかなり簡単だと思います。

とはいえ、私もまだ模擬試験をいくつかやっただけので、本番がどんな感じかはわかりません。
(調べる限りは、模擬試験より本試験の方が全然簡単みたいですが)
来週にでも取得してきます。