女性こそエンジニアを目指すべき理由5選

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先日、中学1年生の女の子が作っていたゲームが完成しました!
「_KENKA_」というゲームで、人気ゲームのスプラトゥーンのキャラクターが、喧嘩(バトル)する二人で遊ぶゲームです。


バトルの背景の画像はリアルタイムの季節ごとに2種類用意されています。
今は冬なので冬の背景ですが、夏に遊べば夏っぽい背景になるようになっています。

さらに、バトルするだけではなく、バトルやミニゲーム(インベーダーゲームのようなゲーム)でポイントをためて、自分の家を大きくしていく、という要素まで作っています。

ミニゲームをやりこんで最大まで家を大きくした家がこちら。

家が完成すると、家の中に入ることも出来て、部屋も3つあります。



そして、それぞれの部屋をカスタマイズすることもできます。
(最初見たとき、凄すぎて笑ってしまいました)

バトルは二人で遊ぶゲームですが、ミニゲームや家を建てるのは一人でも遊べます。

このゲームは、荒削りな部分やバグもちょこちょこありますが、プログラミングを学び始め、最初に作った作品とは思えない完成度の高さがあると思います。

さて、ついついゲームの紹介になってしまいましたが、このゲームに「女性こそエンジニアを目指した方が良い理由」が凝縮されているので、参考例とさせて頂きました。
ここから本題の「女性こそエンジニアを目指した方が良い理由5選」に入ります。
※以下の内容は正確には「女性だから」というわけではなく、その人の個性による部分が大きい話です。
※あくまで「見ている限り、女の子の方がその傾向が強い」という話です。

まず第一に「デザインセンスが良い」です。


もちろん男の子でもデザインセンスに優れた方も多いですが、相対的にみると明らかに女の子の方がデザインが優れた子が多いです。

第二に「気配りに長けている」です。

例えば、上に紹介したゲームでもゲーム内でキチンと説明書きを書いてあったり「遊ぶ人の気持ち」に配慮出来る子が多いです。


第三に「整理整頓が出来る」です。

これは、実装する機能や要素(アイデア)を整理できるか、という話です。
例えば、上で紹介したゲームの場合「二人で対決するバトルゲーム」「一人用のインベーダーゲーム」「家を作って、カスタマイズして遊ぶゲーム」という3つの要素が入っています。
これをアイデアとして思いついたとしても、実際のゲームとしてまとめるのは非常に難しいことです。
物作りの現場において、豊富なアイデアを持つ人は珍しくありません。
でもまとめられる人は意外と少ないです。
大体ごちゃごちゃして、結局何がしたいのかわからない中途半端なものになりがちです。
中途半端でも形に出来ればまだマシで、ほとんどの場合は途中で「何を作りたいのかわからなくなる」状況に陥って、開発自体が頓挫しがちです。
(ゲームだけに限らず、実際のビジネスでも色々な要素を足し算しすぎて、整理できなくなったプロジェクトは白紙になることが多いです)
このあたりの感覚も女の子の方が優れている子が多いです。

以上の3点は「女の子に多い特徴」としての話でしたが、ここからはより「現実的な話」になります。


第四に「身体的な優位性がないのにかかわらず、圧倒的に女性のエンジニアが少ない」という事です。

例えば肉体労働系の仕事が男性が多いのはわかりますが、IT系やエンジニアには女性は圧倒的に少ないのが現実です。
これは「パソコン=男の子的な趣味」みたいな固定概念が、未だに根付いていることによって「女の子にIT教育しよう」という意識を持たれた親御様が少ないことが要因だと思います。
または「男性は論理的」「女性は感情的」みたいな固定概念から、「女性に論理的なもの(プログラミングなど)は向いていない」と思われている方も多いのかも知れません。
そもそも、として「男性は論理的」ではありません(人間は等しく感情の生き物です)し、プログラミングやIT分野において男性に優位性は一切ないと思います。
この「少ない」というのはチャンスです。

第五に「自由な働き方がしやすい」です。

女性の大きなイベントとして「妊娠・出産」があります。
さらにこれは女性だけに限りませんが、その後の「子育て」に関しても女性側の役割が大きい現実があります。
(母乳や、子どもが母親じゃないと泣き止まない等)

自分の人生において一番の影響力を持ち、とても幸せなビッグイベントだと思いますが、どうしても働き方への影響も大きいです。
それでも、IT企業の場合はリモートで勤務出来るところも多く、比較的自由な働き方ができます。
もちろん、古い体質の企業も多いですが、プログラマーやエンジニアは「技術職」です。
もし、一旦退職した後でも再度仕事を探すことは、他の業種に比べると比較的容易です。
所謂「手に職つける」ということです。

少し話は逸れますが、離婚などでシングルマザーになった家庭の貧困化が問題になっています。
「手に職がない」職探しは、非常に難しい経済状況です。
そのせいで「別れたいけど別れられない」という女性も非常に多くいると言われます。
嫌だ嫌だと思いながらも、何十年も共に生活しないといけない、、、地獄です。
私も娘がいますが、我が子がそのような状況になったらと思うと恐怖を感じます。

つまり「経済的な自立」は男女問わず、既婚・独身問わず、目指すべきであり、そのために女性に一番おススメ出来るのが「エンジニア(プログラマー)」だという事です。
ちなみにデザイナー系(WEBデザイナーなど含め)も同じように女性の活躍が期待できる職種ですが、すでに女性が沢山居られる職種です。
ぶっちゃけ飽和状態です。
なので「女性こそエンジニアを目指す」ことをおススメします。

以上です。