ChatGPT、Stable DiffusionなどのAI活用にしてのキノコードの方針

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数か月前より「ChatGPT」という対話方式で質問に答えてくるAIの登場で、ネットやビジネス業界では「iPhoneが発売されたときのような衝撃」と話題になっています。

このChatGPTというAIは「テキストで質問したことに対して返答してくれるAI」です。

これだけだと、別にすごくない感じがします。
googleやamazonなどの音声認識AIもすでにありますし。

このChatGPTのすごさは、返答の口調や、その理解力にあります。
日本語で指示した内容に沿った返答を、わかりやすい口調で教えてくれます。

返答内容に関して。完全に正確ではなく間違った返答もよくあるのですが、特定の分野や、複雑な話を簡潔にまとめてくれる能力が高く、iPhoneによってビジネスや生活が一新したように、今後AIによって人間社会が大きく変化をするきっかけになると言われています。

このChatGPTは急速なスピードで進化を続けており、本日、Ch最新GPT-4が発表され、以前にも増してAIの正確性、信頼性が増してきています。

非常に多くの業界に影響を及ぼすことは必須と考えられており、その中でもIT業界への影響も甚大と思っております。
このようなAIの基本的な仕組みは「多くのデータを覚えこませて、そのデータから推測される質問を返す」という感じです。
つまり、テキストでネット上にあるようなデータは非常に学習しやすく、返答の精度も高い傾向があります。

プログラム(コード)もデータとして大量にありますし、基本的にテキストですので学習も容易なことから、ChatGPTのプログラミングに関する質問に関しての精度は非常に高いです。
そのため、今後プログラマーは必要なくなると言う人もいます。


ただ、個人的にはその可能性は、ほぼないと考えてます。
AIは魔法使いではありませんので、あくまで過去のプログラムからプログラミングすることしかできず、今後もどんどん出てくる新しい技術に関してはプログラミングすることはできません。
また、適切な指示を出せないと適切なコードは返ってきません。

AI社会が到来するなら、世の中は今よりも一層デジタル化が進むことになります。
つまり今より一層ITリテラシーは求められ、IT技術の進歩もより早まっていくでしょう。
そうなれば、より一層プログラマーの需要は増すことは間違いありません。


もし仮に技術の進歩が止まれば、過去のプログラムからAIがプログラミングすれば良いだけになりますので、プログラマーの需要は減るでしょう。
ただし、そのころにはコンサルタント、税理士、弁理士、弁護士、薬剤師、天気予報士など所謂ホワイトカラーと呼ばれる職種がほとんど絶滅した後の話だと思います。

とはいえ、「ただ指示通りにプログラミングする」だけの人材はAIに置きかえられる可能性が高いと思っています。
今後はIT技術者にも「AIをうまく使うスキル」が必須になるでしょう。


これは「料理人がミキサー(フードプロセッサー)を使う」のと似ています。

「料理人たるもの、機械に頼らず、自らの包丁のみで料理をするべき」

このような考えは美学としては美しいですが、例えば大量の野菜をみじん切りにしたい場合、どんなに優れた料理人だろうと速度で機械には太刀打ちできず、質も差はありません。
そもそも包丁は良くて、他の機械がダメな理由が謎です。

こういうのは「すでに一定の地位を得ている支配者側が、ライバル減らしのため、または自らのブランディングのためのもの」であって、本質的なものではありません。
本当に良い料理人は必要に応じて、ミキサーや電子レンジや圧力鍋も使う料理人だと思います。

つまり、将来的に求められる人材は「ただプログラミングだけが出来る人材」ではなく、
「必要に応じてAIやツールを使いながら、効率的にクリエィティブな活動が出来る人材」だと思います。
子ども達にも、そのような教育をしたいと思っております。


ただ、当然のことながら「プログラミング教育」なのにAIにプログラムを書かせていたら、教育になっていません。
そもそも、プログラミング教育は本来「プログラムをつくる」ことが目的ではなく、プログラミングを通して論理的な考えを身につけることです。

論理的な考えというと漠然としてますが、「プログラミングやパソコンなどを理解することで、それを作った超天才たちの考え方を理解する」ことだと思っています。

これはAIへ指示してるだけでは、理解できないことです。

そのためキノコードでは、プログラミング学習の初歩の段階ではAIの使用無しとします。
ある程度、基礎的なものが理解でき、それ応用して「自分で想像した何か」を作る段階になった後から、AIを活用してもらおうと思っています。
(自分で想像した何かを作る場合、AIだけではすべて作ることは出来ない)

ただしコード生成以外のAI、例えば画像を作るStable Diffusionなどは学習の初期段階から使ってもらおうと思っています。
※ちなみに、この記事にある画像は、最初の「ChatGPTのロゴ」以外はすべてAIに書いてもらった絵です。

以上、まだ準備は出来ていませんが、段階的に上記の環境を整えたいと思います。
(最初は江坂日本語コースのみの導入になります)

よろしくお願いいたします。