親として知っておきたい教育用語

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「親として知っておきたい教育用語」というブログ記事を見ましたので、ご紹介します。

何を隠そう私も人の親のため、最新の教育事情についていけないといけません。

1.EdTech(エドテック)
これはエディケーション(教育)とテクノロジーを合わせた造語ですね。
要は、AIやビッグデータ、オンライン学習やタブレットなど、様々なテクノロジーを教育に活用する、という意味ですね。

最近、我が子の学校でもiPad学習が配られ、その日の宿題が「idとパスワードを暗記する」だったので、なんか笑いました。
しかもそのidもパスワードも「特定の桁数で、数字だけの羅列」でした...(クラスメートのパスワードも簡単に突破できそう)

個人的には「セキュリティを高めるためには、どんなパスワードにすべきか?」ということを第一に教えてほしいものですが、たぶん無理だろうと思うので、そこらへんは家庭で教えるしかないですね。

2. アクティブ・ラーニング
従来の受け身の授業ではなく、能動的な学習のことでしょうね。
ようは「積極的に学ばせる学習方法」ってことですね。

アクティブ・ラーニングの具体的な手法としてよくグループ学習が取り入れられます。
「地球温暖化について考えよう」みたいに1つのテーマを、みんなで調べながら学ばせる方法ですね。
ただ、逆に言うとグループ学習以外でのアクティブ・ラーニングの具体例をほとんど見た事がありません。ほとんど同義語みたいになっちゃってます。

もちろんグループ学習は効果的で良いと思うのですが、意外と「グループ学習の罠」みたいなものもあると思ってます。
グループ学習って、傍から見ている分には「子ども達で意見を出しあって素晴らしい!」と見えるのですが、実のところ、子ども同士とはいえ人間関係が大きく絡んできますので、5人ぐらいのグループでも1-2人はまったく参加出来ていない子がいます。
発言力のある子の意見が自然と通り、答えありきの「議論っぽい何か」が行われるだけのパターンです。
(大人社会でもよくあるやつです)
発言力のない子にとっては、グループ学習は時間の無駄に近い時すらあります。
なので、個人的には「年齢などの属性をまったく知らない相手」で、「その時だけの関係性」の者だけのグループ学習が一番効果的だと思っていますが、学校教育ではそうは行きません。
皆が能力を発揮できるようなチームを作るのは非常に難しいのです。

というわけで「単独でのアクティブ・ラーニング」の手法に関して、もっと考えられていけないと思っています。
そして、これに関してはプログラミングが、これ以上ないぐらいの最適なツールだと思います。


3.GIGAスクール構想
GIGAとは「Global and Innovation Gateway for All」の略らしいです。
日本語にすると「すべての人のためのグローバル&イノベーション・ゲートウェイ」?

文部科学省が言うには、
1人1台端末と、高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備することで、特別な支援
を必要とする子供を含め、多様な子供たちを誰一人取り残すことなく、公正に個別最適化さ
れ、資質・能力が一層確実に育成できる教育ICT環境を実現する
これまでの我が国の教育実践と最先端のICTのベストミックスを図ることにより、教師・児童生
徒の力を最大限に引き出す

ということらしいです。

それよりも頭にこの人達が浮かんでしまうのは私だけでしょうか?
話を戻して、具体的には学校で一人一人にタブレットを配るのも、この「GAG少年楽団」の一部ということなのでしょう。
てか、結局ICT活用のことだと思うので、これ以上よくわからないフワフワ言葉を作らずに、ICT活用だけに注力してほしいもんですが。


4.ゲーミフィケーション
教育にゲーム要素を取り入れて、やる気を出させることみたいですね。
ゲームって、そのほとんどが課題解決型の作業なので、実は教育との親和性は高いと思います。
なので、ゲーム=勉強ってレベルにまでなってほしいです。
そのうち「ダラダラしてないで、早くゲームやりなさい!」というお母さんの声が、日本の家庭に響くと考えると面白いですね。


5.デジタル教科書
まぁこれはそのまんまですよね。
こんなもん、今すぐ、さっさとやるべきです。
電子書籍と言っても様々なフォーマットはありますが、とりあえずは画像やPDFデータならすぐ用意できるはずです。
教科書を作っているメーカーに「次回分から画像データも配布するように」と言えば終わりです。
なんでこんなこともグダグダしてるのかほんとに謎です。


6.STEAM教育
これは「科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、アート(Art)、数学(Mathematics)」を組み合わせたやつですね。
この5要素をミックスさせて学ぶみたいな試みですね。
まぁこれもフワフワ言葉の匂いがしますが、結構世界的にもよく使われていますね。


7.MOOC(MOOCs)

「Massive Open Online Courses」の略で、つまりは「大規模なオンライン講座」のことらしいです。
たとえばハーバード大学とかが無料でオンライン講座を提供していたり、そういうやつのことらしいです。

日本でもJMOOCというサイトで、無料でいろいろな講座を提供していたりします。
https://www.jmooc.jp/

ただ、ちょっと見る感じ、社会人向けですが。


8.ネットリテラシー
これ、一番大事だと思いますね。
ようはインターネットの正しい使い方みたいなことです。
日本人は非常に低いとよく言われています。
個人的にはネットリテラシーは、どんどん変化していくものでもあるので、常に「ネットに慣れ親しむ」ということが大事だと思います。
ぶっちゃけ「使わないとわからない」のです。

子どもにネットをさせない家庭が多いと思いますが、そのまま大人になっても使えるようになるものではありません。
過剰に恐れず、かといって甘く見ずに「かしこく使わせる」ことが必要だと思います。
これについてはキノコードでも、レッスンの一部としてやりたいと思っています。

以上です。