ちょっと暗い話で恐縮なのですが、非常に重要なことなので書きたいと思います。
文部科学省のまとめでは去年1年間で自殺した子ども(小、中、高校)の数は499人で、過去最多の人数となっているとのことです。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210519/k10013040391000.html
前年(2019年)との比較でいうと、
文部科学省のまとめでは去年1年間で自殺した子ども(小、中、高校)の数は499人で、過去最多の人数となっているとのことです。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210519/k10013040391000.html
前年(2019年)との比較でいうと、
・小学生が6人増の14人
・中学生が34人増の146人
・高校生が60人増の339人
合計で100人増。
%でいうと25%増。
国が統計を取り始めた1978年以降、「過去最多」です。
かなり異常です。
特に女子生徒の自殺率が大きく増加しているようです。
警察庁の資料も調べて見ると、2019年の19歳以下の学生の自殺者数は以下のようになっています。(文部科学省の数字とブレがありますが)
(https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki/jisatsu/R02/R01_jisatuno_joukyou.pdf)
男:346人
女:170人
合計:516人
これに対し、2020年の19歳以下の学生の自殺者数は以下のようになっています。
(https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki/jisatsu/R03/R02_jisatuno_joukyou.pdf)
男:357人(3%増)
女:250人(47%増)
合計:607人(17%増)
本当に女子生徒の増加率が異常です。
というか、「女子生徒の自殺者数だけが急上昇している」と言っても良いと思います。
わかっている範囲での自殺の原因は
1.「進路に関する悩み」が55人で最多。
2.「学業不振」が52人。
3.「親子関係の不和」が42人。
とのことです。
ただ、「進路に関する悩み」と「学業不振」は、ほとんど同じだと思うので「コロナで学業に集中できないこと」が原因になっているのかと思います。
いや、「コロナで学業に集中できないこと」は根本的な原因ではないですね。
根本的には「将来に希望が持てない」ことが原因だと思います。
でも、なぜ女子生徒だけがこんなにも増加しているのか?
勝手な推測をすると「女性の方が人とのつながりを重視する傾向があるため、人と会えないことでネガティブな思考に陥りがちなのか?」と思い、他の年代も調べてみました。
年代別自殺率の増加率(2019-2020)※全職種合計
〜19歳
男:5.1%
女:43.9%
20-29歳
男:13.5%
女:13.2%
30-39歳
男:-1.8%
女:17.9%
40-49歳
男:-1.8%
女:20.4%
50-59歳
男:-5.1%
女:12.3%
60-69歳
男:-9.1%
女:9.2%
70-79歳
男:1.5%
女:7.6%
80歳〜
男:8.5%
女:7.1%
全年齢合計
男:-0.2%
女:15.3%
グラフにすると下の感じです。
正直驚きました。
ほとんどの年代で、圧倒的に女性の自殺率だけ上がっています。
特に顕著なのが30-69歳の中年〜初老層です。
この年代の男性は著しく自殺率が下がっています。
在宅勤務が増えたことが要因でしょうか?
それに対し、同じ年代の女性は減るどころか大きく増えています。
(そんなに夫が自宅にいることが嫌なのか…?)
たしか在宅勤務の影響で離婚率が増加している、とのニュースを見たので関連しているのでしょう…
ただし、やはり19歳未満の女子の自殺率の増加は群を抜いています。
連日、暗いニュースが多い昨今ですが、ご自宅の空気まで暗くならないように、まずは大人が明るく、将来に希望が抱けるような態度、言動を心がけてほしいと思います。